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INTERVIEW インタビュー

  • 眞井太伸さん(代表取締役)

取材:2024年10月17日

※本文中の情報はすべて取材当時のものです

御社の略歴を教えてください。

私は十代の頃から10年間、大工として親方のもとで修行をしました。
その後独立して、初めは下請けをやりながら、徐々に小さなリフォームから自社受けの仕事をできるようになり、当時は年に1棟新築があるかないかの不安定な状況でしたね。

耐震性能で有名なSE構法を採用したきっかけは?

雑誌で見かけたSE構法の構造美に迫力を感じたんです。すっきりしていて、大空間を作ることができて、かつ耐震性能もある。すぐに問い合わせて登録店になりました。ただ、在来工法に比べて価格が高いため、初めの頃は登録したものの1棟も建てずに辞めるのではないか…という不安もありました。
今では多いときで年間10〜15棟をSE構法で建てています。

最近は注文住宅市場が低迷していると聞きますが。

そんな話も聞くんですけど、ローンの金利上昇前の駆け込み需要もあって、幸い施工棟数は減っていないんです。土地無しのお客さんが7割近くいるので、当社が不動産を扱えるのも強みなのかも知れません。
土地だけでなく、中古の物件の仲介からリフォームにつながったり、不動産事業はまだ始めて4年ぐらいですけど、ここ1〜2年でようやく収益化できてきた状況です。

大工さんから設計士になったという経歴は珍しいと思いますが。

大工さんは自分が建てたい家を建てられるわけではないので、やりがいを求めて設計の道に進みました。ただ、設計士になったらなったで、それなりに苦労がありました…。

ここ数年は大工不足が深刻だと言われています。

この地域でも大工さんが不足しています。一度現場が途切れてしまうと、大工さんは長い工期で動いているので、いつでもタイミングよく戻ってきてくれるとも限らないんです。

現在は従業員は何名ですか?

全員で10名です。
現場監督が3名、設計が3名、不動産担当が2名です。
専任のアフター担当がいるのも当社の特徴だと思います。他の業務と兼任になると、どうしても施工中の家を優先してしまって、アフターは後回しになりがちですから。アフターをおろそかにすると、信用を失うのは一瞬なので。

平成23年設立の会社なので、ちょうどこれからアフターメンテナンスの需要が高まっていく時期なんです。今後会社を何十年と続けていくことを考えると、いずれは事業継承も視野にいれることになるかも知れません。

マイ工務店の強みは?

SE構法ということもあり、軸は耐震性能と断熱性能ですが、性能だけ良くてもお客様の要望がまったく満たされていない住みづらい家では意味がありません。他社が真似できないほど尖ったデザインというわけでもないですし、デザインも性能もすべてバランスよく高い品質を保つことが大切で、そういう意味では「強み」を一言でと言われるといつも困るんです…。

造作のキッチンはとても特徴的ですね。

単純に私がキッチンが好きだから、という理由で、あまり深い理由はないんです。既製品のシステムキッチンがどうしても好きになれず…。でも、自分の好きなものでお客様に共感していただけるのは嬉しいですし、工務店としてもシンボルとなるようなポイントがあるのは良いことでしょうね。

眞井社長(お気に入りのキッチンの前で)

集客は比較的順調とのことですが、どのような対策をしていますか?

ホームページと、雑誌ですね。SUUMOのような全国紙ではなく、地域の住宅雑誌に広告を載せています。ちょうど家づくりを検討している世代の方が病院の待合室や銀行などで雑誌を手にする機会が多いようで、雑誌を見て当社を知ったというお客様も少なくありません。

あとはInstagramやリスティング広告もやっていますが、特別何かに力を入れているわけでもありません。コツコツ地味に、やるべきことをやっているという感じです。

環境保護のために実施している取り組みはありますか?

特にはありませんが、LCCM住宅やゼロエネルギー住宅は建てています。
住宅の断熱性能を一定基準以上に担保することを心がけているというのも環境保護になるのでしょうか?

※LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅:建設時、運用時、廃棄時において出来るだけ省CO₂に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO₂排出量も含めライフサイクルを通じてのCO₂の収支をマイナスにする住宅。