会員紹介 MEMBERSHIP

株式会社ユタカ建築工房

会員の種類
正会員
主な業種
工務店
本社
  • 〒579-8013
    大阪府東大阪市西石切町3-3-7
  • Tel. 072-980-8669
主要な営業エリア
大阪府(大阪市以外)
モデルハウス
なし
WEBサイト
http://www.yutaka-k.jp/
得意分野
デザイン住宅 モダン 耐震性能 断熱性能 長期優良住宅 国産材 リフォーム・リノベーション ZEHビルダー

INTERVIEW インタビュー

取材:2023年10月26日

※本文中の情報はすべて取材当時のものです

穏やかな笑顔が印象的な黒田社長

御社の歴史を教えてください。

2023年で創立20年になります。以前はゼネコンに勤めておりまして、その会社が住宅部を立ち上げ、私は5年後に独立しました。ゼネコン時代の名残で特定建築物やビルのメンテナンスなどの仕事もありますが、現在では住宅がメインです。

新築とリフォームではどちらが多いですか?

リフォームが圧倒的に多いです。水が漏れた、雨漏りした、扉が開かない、大掃除がしたいとなどいった細かいところから、外装や解体まで、全面リフォームも幅広く対応しています。
自社で建てた住宅だけでなく、地域にお住まいの皆様から声をかけていただくことも多く、特にリフォームの宣伝に力を入れたわけでもないのですが、いつの間にか人づてにご紹介いただき、ありがたいことに「リフォームのユタカ建築工房」としてご周知いただいているようです。

新築と比べて、リフォームは現場ごとに条件が違うので大変そうですね。

リフォームにフォーマットなどありませんからね。幅広いニーズにお応えするためには、決まりきったノウハウだけでなく、多くの知識を持っている必要があります。
それにしても住まいのことでお困りの方っていうのはたくさんいらっしゃるんですよね。時には御用聞きみたいになることもあるのですが、少しでもお役に立てるのであれば嬉しく思います。

職人さんは外部の方ですか?

はい。外注として、見積もり・設計・管理を中心にお願いしています。私が20代の頃に出会った大工さんが今ではもう70代になっていますから、時の流れを感じるとともに、職人不足や高齢化問題についても考えさせられます。

インボイス制度が始まって、個人事業主の職人さんや大工さんがお困りだという話をよく耳にしますが…

当社の取引先はもう既に登録されている方がほとんどですが、年配の職人さんは状況の変化についていくのが大変でしょうね。

日々現場を駆け回っている土本さん

ユタカ建築工房のこだわりは?

親切で優しい会社を目指していることでしょうか。名刺にも記載しているように「喜んでいただく」を第一に考え、お客様のニーズに合わせて細かいところまで寄り添えるように努めています。少人数なので大変ですが、それぞれ役割分担をしながら精一杯やらせてもらっています。
普通の業務をこなすだけではなく、プラスαで何かできないかを考え、目には見えない付加価値を生み出したいと思ってます。

御社ならではの特別な取り組みなどはありますか?

特別ということではありませんが、メーカーさんのイベントや商品説明会などには積極的に行くようにしています。私自身、新しい試みや技術に強く関心がありまして、案外新しいものには飛びつきたいタイプなんです(笑)

住宅設備などはどんどん新しくなっていくので、積極的に取り入れてくれる方が消費者としては安心でしょうね。

そう思っていただければ嬉しいです。何より、自分たちにとっても勉強になるので、これからも積極的に吸収していきたいです。

身を乗り出してSDGsの17項目を覗き込む社長

SDGsにはどのように取り組まれていますか?

持続可能ということでいうと、リフォームが当てはまるのかなと思います。リフォームをしっかりすることでその家の寿命が延びて、少しでも長く住めるようになる。今あるものを大事にするというのは大切ですね。

(SDGsの17項目を見ながら)8番の「働きがい」…これも難しい問題だなと常々感じています。住宅業界は人手不足が深刻ですが、元々この業界は大工さんに合わせて土日も現場に出ますし、行政手続きなど事務仕事も多く、どうしても残業が増えてしまいます。まずはそのあたりの問題をクリアしないと、今では法令に準拠した適正な求人を出すのも難しいんですよね。業界全体の環境を改善して、若い人たちが興味を持ってくれるように変わっていけたらと思っています。

近木協との出会いを教えてください。

以前からお付き合いの合った岡本銘木店さんを通じてお話をいただきました。普段仕事をしていても他の会社さんがどんなことに取り組んでいるのか知る機会がなかなかありませんが、近木協さんのおかげで他社の様子を知ることができ、自分たちのことも客観的に見ることができるようになりました。本当にお世話になっています。

近木協に入って良かったことは?

昨今省エネの話題が注目されていますが、大手の住宅メーカーさんが豊富なノウハウを持って様々な取り組みをされている中、私たちのような中小企業は自分たちでアンテナを張って情報収集をしなければついていけません。「あれもせなあかん、これもせなあかん」とてんやわんやになってしまうのです。昔は雑誌を定期的に購入して世間の動きを把握していましたが、今では近木協さんが必要な情報を共有してサポートしてくださるのでとても心強いです。

黒田社長にはいつも近木協のイベントに積極的にご参加いただいています。これからも情報発信やイベントなどの交流の場を増やしていきます!

是非色々参加させてください。これからもよろしくお願いします。