テーマ:長期優良住宅について

こんにちは!!
今日は家の評価・認定基準の1つ「長期優良住宅」について綴っていきますよ。

それでは最後までお付き合いよろしくお願いします!

 

「長期優良住宅」ってお聞きになったことはありますでしょうか?

どんな家を建てようかと考える時に「家の性能」と検索しますと・・・家の性能とは、断熱性、気密性、耐震性、省エネ性、防火性、防犯性などのことを指しています、という表現がよく見られますね。さらに「家の性能 丈夫な家」と検索しても・・・耐震性能・耐久性能などが出てきますね。私の期待していた【長期優良住宅】というキーワードは全く出てこなかったです。「住宅ローン減税」と検索するとようやく減税対象の住宅について「新築または未使用の認定長期優良住宅や認定低炭素住宅」という説明がでてきました。ということは建築士が思っている以上にユーザーには長期優良住宅というキーワードは周知されていないのでしょうかね。そんな「長期優良住宅」ですが、何がいいのかをご説明いたします!

 

従来の家を「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅(=長期優良住宅)を普及させるため、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成2164日に施行されました。

そうなんです!実に12年前から長期優良住宅は建築されていたんですね。しかも新築だけでなく既存の住宅を増築・改築する場合の認定制度は平成2841日より開始しています。リフォームでも長期優良住宅化リフォームというのもあるんです。

当然ながら長期優良住宅として認定してもらうためにはクリアすべき条件がございます。まず耐震性は耐震等級2。劣化対策と言われる耐久性の関する仕様は等級3。維持管理の仕様も等級3。そして、省エネルギー性向をしめす断熱性は次世代省エネルギー仕様が必要となっています。等級は1~3あるので等級3は最高等級です。

耐震等級というのは耐震性の指標として、現在幅広く用いられている等級です。耐震等級1は、建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準で、震度6から7に耐えられるように設計されます。これは数十年に一度の頻度で発生する地震に耐えられることになります。そして「長期優良住宅」の要件である耐震等級2は等級11.25倍の強度が求められます。病院・警察などの災害時でも機能することが必要な施設や学校などの避難所に利用される施設などが耐震等級2を求められるので、相当な耐震性を有していると言えます。

劣化対策等級によって、建物の劣化対策がどの程度行われているか評価することができます。木造住宅の主な評価基準は、シロアリや腐朽菌による腐敗対策について評価となります。具体的には外壁の軸組・土台の防腐・防蟻措置、浴室と脱衣室の防水措置、地盤の防蟻措置、基礎の高さの確保、床下の防湿・換気措置、小屋裏の換気措置、構造部材等の基準法施行令規定への適合です。

維持管理対策等級とは、給排水管や給湯管、ガス管などの維持管理をしやすくするための対策を評価するものです。評価項目として3つ、①ほかの住居に入らずとも、専用配管の点検や管理ができる、②配管が躯体内(コンクリート)に埋め込まれていない、③点検口や掃除口が設けられている、という条件を3つともクリアすれば等級3となります。

省エネルギー対策等級は、「温熱環境(断熱等性能等級)」と「一次エネルギー消費量」の2項目について評価します。温熱環境(断熱等性能等級)は住宅の断熱性能について、暖房器具に使用するエネルギーの削減量をどの程度減らせるかという指標で評価します。一次エネルギー消費量は住宅で使用する電気、灯油、都市ガスなどのエネルギー消費量を削減するための対策がどの程度とられているかで評価されます。省エネルギー対策等級4とするためには断熱等性能等級4一次エネルギー消費量等級4の評価が必要となります。

さらに家を建てた後も定期的にメンテナンスをして記録を残すことで家の価値も評価されます。そのために30年の長期維持保全計画と住宅履歴システムを活用します。

他にも長期優良住宅の認定を受けることで、「固定資産税の優遇」「住宅ローン控除」「住宅購入時に必要な税金の減額」などの恩恵を受けられます。

以上、「長期優良住宅」についてのご説明でした。普通の家づくりよりもコストはかかりますが、それに見合うもしくはそれ以上のメリットを感じることができると思っていただけたはずです。是非、ご検討くださいね。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!